オスロ大学のラボ

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オスロ大学のラボ生活

現在のラボでは、常駐している人でいうと、教授1名、事務方1名、ポスドクが4名、修士卒の補佐員さんが2名、博士課程の学生1名、修士の学生1名という感じ。朝8時ー9時ごろ来て、16:00-17:00くらいに帰ります。18-19時くらいまで残る人も稀にいる。朝来るとみんなにおはよう、と挨拶するんですが、「Hi!」よりも「Hi、Hi!(ハイハイ)」と明るく2回言うのがノルウェー風。日本で「ハイハイ」というとちょっと失礼になっちゃいますよね。脱線次いでに、ノルウェー独自の口癖として「そうそう」という感じの肯定を表すときに「ん~ん」って割と高めの音程をつけていいます。主に女の人かな。かわいい。早速私もうつって短めに「ん~ん」って言ってます。今度会ったときに言ってたら、染まってら、と思って笑ってください。

週初めの月曜日はミーティングの日。Lunch seminarがあり、誰かしら発表するのをご飯食べながら聞きます。また、フルーツの日でもあります。どういう仕組みなのか謎なんですが、毎週月曜日、写真のように籠いっぱいのフルーツが無料で供給されます。

事務方の人は、日本でいうとラボマネージャー兼秘書的な感じでしょうか。男性ですが、日本でいうところの秘書さんとは大分違う印象です。ポジション名もアドミニストレーター。研究のことは全然知らないけど、発注システムを作ったり、書類準備してくれたり、研究が円滑に進むようにいろいろしています。結構良いポジションのようです。事務的なことでわからないことは全部彼に聞け、といわれました。外から電話かかってきたときに対応したりはありません。(お?今気づきましたが、うちのラボには外と通じる電話がなく、みんな携帯でしゃべったり、スカイプしたりですね。)

大きな違いといえば、博士課程の学生です。日本では博士課程の学生は学生であり、学割などの特典が適用されますが、こちらでは給料をもらって働く社会人とみなされます。したがってphDになるのに倍率が非常に高いそうです(きっといいお給料もらえるんでしょう)。また、日本では博士課程は3年間がスタンダートですが、こちらは4年間。最後の1年間は教育に充てるのだと聞きました。なるほど、博士とってアカデミアに残る人には誰かを教育する能力が必須になるのでそれをこの時点で養うんですね。日本では教育って何、みたいな性格に難ありの教授が結構な割合でいますが、そういうことにならないようにということなのかなぁ。(毒舌すんません)

あと、補佐員さんも発表したりするのが違うかな。学会発表とかはありませんが、内輪な会では発表します。また、完全裁量労働制のようで、土日も細胞の世話で出勤されます。

お昼は、学食で買う人、持ってくる人半々くらいでしょうか。ラボに付属のキッチンに大量にお皿、コップ、カトラリーがあり、冷蔵庫もあり、ディッシュウォッシャーもあり、コーヒーメーカーもあり、電子レンジもあります。なので、ノルウェー人の典型的なランチは、パンを数枚持ってきて、冷蔵庫にお気にいりのディップソースやジャム、パテを入れておいて、その場で広げて食べる。私もマヨネーズに海老やら野菜がいろいろ入っているのを持って行ってます。

あと、打ち合わせの時間を決めないことが多くて慣れない!例えば、明日打ち合わせしよう、とか来週の火曜日時間あるから打ち合わせしよう、ということになると、日本人な私は、「えっと何時から❓」と聞くんですが、「明日の午前は時間あるからそんな感じで」と。時間決めない。私はgoogleカレンダーに記入する癖があるので、書きにくいんだけどそれ、、とちょっと困ってますが、そのうちスタイルを変えて適用していくんだろうなぁ。

その他

オスロ大学だけかもしれませんが、トイレ/bathroomの概念が違う気がします。日本だと会社とか大学のトイレというと、個室が数個あり、手洗い場所が別個あり、というのが標準かと思いますが、こちらでは、個室に手洗い所がセットになっている。要は、洗面台ごと鍵がかけれるようになっている。ユニットバス的な感覚なのかしら。